忠実に、枝豆の種子を一晩水に浸けてふやからかしてみた
たった一晩でこうも変身してしてしまうとは、なんともはや、である
予想をはるかに越えた枝豆の変貌ぶりに、たのもしくもあるが何かしらの恐怖心というか、クレイジーな生命力の奥義に畏敬の念を覚える
ちょっとした洒落のつもりで、僕は小鳥のカタチの小物入れに種子を投げ込んで、そ知らぬ顔でほうっておいたのである
我ながら良いセンスだなぁ
などとシタリ顔で僕は昨夜ぬけぬけと寝たのだが、こんなにみずみずしく美味そうに肥え太ったエダマメをニコニコ鼻唄まじりに日光の下で蒔いたなら、仮に盲目の小鳥がいたとしても易々と掘り起こしてしまうだろう
それこそ阿呆である
エダマメは比較的育て易い
と、云うふれこみを信じて、おおらかな感じで始めたもんだから、これから始まる小鳥との熾烈な生存競争を思うと、始まったばかりと云うのに僕のココロは萎え気味である
奴らの声は響いている
ちゅんちゅんと
いかに共存共栄するか
それが問題だ
リュウスケ
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