千代田区九段
神田川は高速道路の下にひっそりと流れている
きれいに整備はされてるものの昼なお暗い
無数の支流は暗渠(アンキョ)となって都市の地下を流れているんだな
九段下のヒョウキン者は、高速道路を見上げるようにひっそりとたたずんでいた
そこは憩いの広場
川に沿って作られたデッキには喫煙所があって、サラリーマン達が旨そうに煙草をくゆらせている
苦虫を噛んだような表情だったり、ホッと一息してる表情だったり、紙のように無表情だったりと良い感じに、それぞれだ
ここに集まったのも何かの縁、少しぐらい話そうよ
などと思わない
ごく自然な風景なんだから
カンカン帽をあみだにかぶった僕が、異分子としてこの自然の風景を壊してみたろかっ
例えば奇声をあげてみるとか
などとも思わない
しつこいけど、ごく自然な風景だから
煙草を持って仲間に入ってチラチラ観察すると、我知らず、なんだかおかしくなってきた
ヒョウキン者にカメラを向けてみた
なんだか楽しいね
ありがとね、ヒョウキン者
憩いの番人、福禄寿
何気ない午後の風景
ちなみに、人形焼きの型に七福神のひとりである我れらが福禄寿は居ない
頭がでかいから
と聞いた
まさかと
写真を確認
やはり頭が
切れているではないか
損なタチだね、ごめん
リュウスケ
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