限りなくミゾレに近い雪が、帽子やコートやマフラーに舞い降りて、儚い雪の結晶がキラキラと夜の街灯に光っている
横風が吹いて、踏み切りで通過電車を待つのも辛い
いえい、今日は不覚にも昼真っから飲んべえで、紅くなった顔面が吹雪に凍り付いて青くなり、ほっぺただけが火を吹くように赤いのがわかる
鏡が無いから知らんこっちゃ知らんこってすが
いえい
目の前を羽田エキスプレスが横切る
まばらに座る客は、いちように眠っていた
踏み切りがミゾレの夜空に跳ね上がる
白い息を吐きながら家に帰るぞよ帰るのです
べいび
リュウスケ
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