2010年12月22日水曜日
音楽と村上春樹
深夜のこと
雨音が高い
布団に包まって波のように寄せては返す雨音を聞く
くだらぬ物思いにふける
皆既月食は北海道の一部でしか見られなかったとニュースで言っていた
ザ☆ブラジルのリハーサル
ビッグバンドだ
色々な人間の言葉が飛びかう
ウィウィではほとんどない
気持ちは錯綜するが(笑)
くだらぬ物思いは続く
昔から信じてる事が2つある
それらと出会ってどれ程か
しかし相変わらず信じてる
ひとつは音楽
身近に音楽が在れば、生きてることが素晴らしいと思えるし身近に音楽が無ければまるで駄目だ
盲目的に音楽にとり憑かれてるワケではないが、音楽は豊かな色彩でもって優しく人生を彩ってくれると信じてる
もうひとつは村上春樹のくだらなさだ
出会ったと言うほどの事ではないが、初めて読んだ時からなんとなく気の抜けたとゆうか、ぬるいとゆうか、ははあん、文学ではないんだなあと感じていた
おしなべて言えば、それは只の『読み物』としか思えなかったのだ
少年時代、直感的に感じとったこの感覚が昨今の村上春樹ブームでふとよみがえり、浮ついた人生を送って来たオレも継続してブレる事が無なかったのかと、オレもなかなかやるなあと、関心するのである
ガキながら、文学は読んだ者のココロえぐる程に危険で、烈しい物だと知っていたし、またそれを承知でのめり込んでしまうもの
すなわちその一冊によって人生のすべてを変えられてしまうようなモノだと疑わなかった
だから、悪魔のミリョクに溢れた存在であって神様のユウツを赤裸々に暴いた記録なんだ、と、今も思うのである
なんとなく世間の風潮は村上春樹を素晴らしい文学としてもてはやしている
なるほど文体は欧米型で、ともすれば感覚的なナニかをポイントで匂わす
しかしその実薄っぺらである
ありきたりな恋愛
ありきたりなセックス
ありきたりな挫折
そして其処にはよけいな音楽が流れている
と、ここまで考えてオレも『虜』なんだと嗤う
これだけブームになってるのでこんな批判ぐらいどこ吹く風
少数派の意見くらい書いてもまあいいでしょう
いずれノーベル文学賞ぐらいとるかもね
今日の『この一冊』
海野弘著
『酒場の文化史』
第二章
愉しきイギリス
シェイクスピアの酒場
面白い
読み物だ
リュウスケ
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