2010年9月5日日曜日

さんざんプール


あんまり暑いから、笑いながら区民プールへやってきた

二百円なり
さすが区民プールだ

ふと受け付けまで行くと今日は子供無料の日だった

いやな
予感がする

そしてやはり更衣室は子供達でいっぱいだった

うるさいのは当たり前、僕が着替え中なのにお構いなし
濡れたまま走り回ってぶつかるわ右も左も履物は散らばるわで少々うんざり

プールサイドも同じこと、いや、もひとつタチが悪いのだ

自分の孫なのか若い妾に生ませた子なのか、もんもんヤクザの親分は日光浴しながら走り回る子供に目を細め見守ってる

へたに、こらっとも云えないではないか


気を取り直して三百メートルほど泳いでみる

プールはひどく汚れていて、目が真っ赤に充血してしまった
それに僕は目立つぐらい色白なのだ

気ぐるいの変質者みたいではないか

良いこと、一つもない

比較的、家から近かったのでたまに利用しようかと考えたけどちょっと渋いな

なんて思いながらプールから上がり水道を探す

と、そこに、懐かしの目を洗う二股の水道があるではないか
中学生以来、お目にかからなかったあの水道だ

よし、と蛇口をひねると、二股に別れた冷たい水が勢いよく舞い上がる

あわてて蛇口を止めたものの、いちど天まで登った冷水は綺麗な放物線を描きながら無惨にもバチバチと音をたてながら激しく頭や背中に落ちてきた


不馴れな行動をするとこのような感じなのだ

冷たいな
世間は

今日の『この一曲』
松田聖子
『青い珊瑚礁』

南の島へ思いを馳せる


良い一日を

リュウスケ

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