2012年4月19日木曜日

レポ四、細道


浅草~蔵前

隅田川と江戸通りの間に
押し潰されたような…
一本の窮屈な道がある

大通りに比べると
まるで華やかさなどとは無縁だ
しかし僕ら好みの雰囲気の
仄暗いミステリーな細道である
ゆこう!
その細道を!

その細道
古い蕎麦屋や老舗な鰻屋なんかが並んでいて、それほど陰惨なイメージはないなあ
でも、あたり、人の気配がまったくないし心細くなる
今にも倒壊しそうな古い建物が並んでるその様子は
そして僕らを躊躇させる

ままよ、ままよとずんずんゆこう!

すると『船宿』などと書かれた看板がちらほら見れる

むろん、今は営業してないが
なんとなく伝統を感じる素敵なエリアだ

『もやし研究所』なんて
謎めいた建物が在って
なんだろ、と覗くと
事務所みたいな部屋に、数人の事務員さんが、机に向かって何やら事務的に事務のような事してる

なんとなく覗いていると
事務員さんと目が合う始末

まあ、そんなことは置いといて
江戸時代の古地図によると…

ばさっ
ふむ
おおっ!

隅田川に添って、まさに
凸凹に書かれている場所がある
ここだ、ここだ

な~る

船つき場のエリアだ
船の絵?まで描かれてる
そこには『浅草御蔵』と、ある

てえーことは
船で運んだ物資なんかを一旦、貯蔵していた場所だったんだな

しかし、船宿ってどんな場所でい?
おまえさん、知ってるかえ?
いや~、いっかに

などと話ながら
前へ進むのです

船宿、事務員、もやし研究所
新たなミステリーに包まれて
我々、ご満悦

写真
将棋の駒のある場所が雷門です
見ての通り
寄り道ばかりで
ぜんぜん進んでいない

今日は最後のミステリーツアー
ゴールの小伝馬町までたどり着けるのか?

あや?雨がぽつり

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