2013年4月21日日曜日

弐の四、後半

ヒデキ&リュウスケのおとぼけDE ミステリーツアー。江戸市中引き回し編。(僕らは陽気な罪人)
ついに後半〜

牛込に入ると、払方町(はらいかたまち)納戸町(なんどまち)細工町(さいくまち)なんてのが現代にもある。意味しんな地名である。
我々そうゆうの、大好物である。
そして地形でいえば、古地図と現代地図に、はっきり残っているのが御徒長屋(おかちながや)。
足軽や雑兵などが、この長屋に住み暮らして居たのだろうか。

住みたい!住みたい!
住み暮らしたい!

古地図片手に、うっとりしてたら、見ず知らずのおじさんが話しかけてきた。
やはり、うっとり、ってのが良いのかしら?
平和をこよなく愛してんだから。無抵抗主義者ですからね。悪意なんてないけんね。なんて顔をしてるんでしょう。我々。
しかし、おじさんの話、まったくミステリーツアーと関係無い。
しかもロング。
うなずくしかない。
へえ〜、と、聞き役に徹する。
しまいには世間話。
いや、有り難うございま〜す。
いや、どうも。
心が痛むが、無理やり切り上げる。
うかつに、うっとり、も出来ないのである。

神楽坂をぐるりと廻る事に決めて、まず、赤城神社へいってみる事にした。その後、筑土八幡神社、善国寺を廻るのだ。

大久保通りを東へ左折。
そして前半で紹介した袖摺坂(そですりざか)。
すれ違うとき、袖がスレあうほど狭い坂である。
ミタヒデキ氏のギターとわたくしのリコーダーを、スレ合いながら袖摺坂をのぼる。
へらへらして、駄目なコントみたいな感じになる。
坂を登りきると、ギャラリーが居て恥ずかしかった。
何かのロケと思われたらしい。

早稲田通り、赤城神社へ。
そこは日曜日、歩行者天国になっていた。車は通らない。
たくさんの人々が行き交う。
折れ曲がった道、だらだら坂。
現代も昔の面影が残ってる。
少し想像力を使えば、行き交う人々は町人、町娘、参拝人、もろもろに見えてくるのである。
やはりこの辺り、あなどれないなあ。江戸時代のまま、神社や寺があちこちに残ってるし、また、妖しい花街の名残もあざやかだ。

赤城神社の裏から出て、相生坂(あいおいざか)を下りる。
そして筑土八幡神社(つくどはちまんじんじゃ)へ。
町名は『津久戸町』なのに神社の名前は『筑土』となっている。
地元と八幡さん、ひともんちゃくあったのかえ?
我々が首を突っ込む事じゃないけど。
ミステリーですなあ。

その筑土八幡さんの石段の途中に、こ洒落た公園を発見。
園内の遊技物に腰をかけて、唄の収録をすることにした。

曲は『四ッ谷見附』の唄。
ミタヒデキ氏作詞作曲。
なかなか良いねえ。この人の曲は、えたいのしれないアジがある。

さらさらと笹の葉が揺れる。風がここちよい。今日一日の、すばらしい出逢いと発見。それらが走馬灯の様に頭の中を廻る。
歌声とリコーダーのとぼけた音色が、夕暮れの空へ溶け込んで消える。

またもや、ギャラリーが立ち止まる。今度はお子さん連れだ。ありがたいやら恥ずかしいやら。

演奏と収録、終了〜。
ぐうぜん、五時の鐘が鳴り響く。
ミステリーツアーも終了。
なんて素敵なんでしょう!
胸がいっぱいになりました。

打ち上げやね。
へらへら。
へしこと日本酒
へしこと日本酒。

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