日曜日なのにね
Chicagoの『Saturday in the park』って曲が、朝から頭のなかでぐるぐる鳴って居たので、秋の深まりつつある代々木公園へおとのうた。
人だらけ。
奥の方に向かう。
ああ、ハロウウインな。
ぞろ、原宿の方から流れてきた仮想者たちが人ごみのあちこちに居る。
ここじゃノンビリ出来ないなあ。
奥へ奥へ。
ジャンベかなにかの太鼓の一団の激しいリズムが淡白に鳴り響く。
大音響は公園の中程までを支配してる。
そのキチガイじみたビートに合わせてカポエラを踊る人たち。
太鼓も舞も、けしてウマイとは言えぬ。
また奥へ。
芝生のある場所では、複雑に交差するようになりながら、無理くりフリスビーやらバドミントンを進化させたような、俺には名前さえも判らぬ球技に奇声をあげてのたうつ老若男女の姿。
だんだんなにも判らぬ気持ちに成ってきた。
奥の噴水の池へ。
やっとベンチを探しあてて落ち着く。
ありゃまあ、池の向こうでは男女がディープキスよ。
ギターをもった若者たちが、なにやら叫ぶ。
俺のまわりでは、仔犬、成犬、駄犬にカラスがなきわめく。
俺は「思ってたんと違うっ〜」
ってうめいていた。
台風だのなんだの、やっと通りすぎた日曜日だから、お外ではしゃぎたい気持ちはみんな同じ。
まあなあ。
代々木公園て広いんですね、秋の公園は綺麗ですね~。こりゃ人も集まりますね!
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